まんだらけ 大まん祭 益子かつみ原画展 5月3日から5月5日の3日間「快球Xあらわる!!」特集 中野サンプラザ13F にて開催しています」

今回まんだらけで

耀変天目シリーズ さいころコロ助

を製作しました。それに合わせて、さいころコロ助の生みの親である益子かつみ
先生の原画展を行うことになりました。

益子かつみさんは1950年代から60年代まで、少年まんがはもちろんのこと少女ま
んが・ギャグマンガ・青年マンガまで様々なジャンルのマンガを発表し、当時を
代表する人気作家のひとりでした。
その卓越した画力と、特にギャグまんがにおいて漫才のような絶妙なセリフのか
けあいは当時の主流であった「ゆかいまんが」の世界観の中でも光り輝くもので
した。雑誌ふろく時代から「快獣ブースカ」の漫画化まで、つねに子供に寄り添
いつづけていました。
作風も子供は明るくあるべきという理想と家族愛、また「快球Xあらわる!!」の
ボン太郎のように、学力では劣る児童らにも暖かいまなざしを向けるものでした。

しかし現在入手できる単行本はほとんどなく、代表作「快球Xあらわる!!」でさ
え読むことがかなわない状況になっています。

今回貴重な原画をお借りすることができました。会場は中野サンプラザ13Fで、
それぞれの日にちで特集が異なりますので、よろしければ全日ごらんください。




「快球Xあらわる!!」特集

漫画研究家の故・米澤嘉博氏は、ペップ出版「快球Xあらわる!!」のあとがきの
中で「ドラえもん」には「快球Xあらわる!!」の影響について言及しています。
宇宙から来たXくんがドジっ子であるボン太郎を導き、便利な道具や能力で助け
る・・・といった日常SFはドラえもんのルーツといえるというものです。

当時「快球Xあらわる!!」は少年サンデーに連載されていましたが、同時期にF先
生も「海の王子」を連載していたので、目玉連載のひとつである同作は当然意識
していたと思います。あらためて見るとXくんとボン太郎の別れのシーンはドラ
えもん6巻ののび太とドラえもんのそれとも似ています。
ドラえもんとXくんの性格、ボン太郎ののび太の地力の差などさまざまな違いは
あるものの、ドラえもんのルーツのひとつであることは確かなようです。

5/4「益子かつみの少年・青年マンガ」

「白星くん」「バンカラ大将」「富士桜之助」といった作品群は、当時の流行で
あった柔道マンガや時代物といったジャンルの作品たちです。これらは当時の編
集部の要請で描かれたであろう、人気作の追随ものといった側面もあるのですが、
それらでも益子さんらしい軽妙さと、絵の巧みさは健在です。「日本少年」「ファ
ンキーボーイズ」といった氏のキャリアの中では珍しいタイプの作品もあります。

5/5「益子かつみ少女マンガの世界」

益子さんといえば少年マンガ、それもギャグまんがのイメージがあるのですが、
実際はデビュー作が「かなりあ姫」だったり、少女マンガの世界でも数多くの作
品を残しています。「りぼん城ものがたり」のような初期のものから、後期の
「テンコちゃん」「かっぱのパー子」といった珍しいものも多数あります。

これ以外にも「さいころコロ助」のカラー原画など、ほとんど現存していない貴
重なカラー原画もお借りできたので、是非ご覧下さい。

■作品年表

作品年表 

昭和26年 「かなりあ姫」でデビュー
昭和27年 「かのこ姫」(漫画王)初連載
     「さいころコロ助」(幼年ブック、のち日の丸)で人気を得、一躍人
気作家となる。
昭和28年 「自来也こぞう」(冒険王)
昭和30年 「ぶんぶんかぶとの助」(幼年ブック)
     「白雪小僧」(なかよし)
昭和31年 「白星くん」「バンカラ大将」(少年クラブ)、「青空くん」(漫画
王)など柔道もので人気を博す。
     「りぼん城ものがたり」(りぼん)
昭和33年 「クリクリ小町」(少女ブック)
     「虹のかなたに」(りぼん)
     「銀のオルゴール」(小学二年生)
昭和34年 「快球Xあらわる!!」(少年サンデー)少年サンデーの目玉連載の一
つに。
     「若草日記」(少女ブック)
     「かっぱ大将」(漫画王)
     「ロケット王子」(小学二年生)
     「くれないの騎士」(小学三年生)
昭和35年 「笛吹童子」(少年画報)
     「しあわせのペンダント」(小学五年生)
昭和36年 「日本少年」少年ブック
     「なかよし特急」 (小学五年生)
昭和39年 「テンコちゃん」(少女フレンド)
昭和41年 「快獣ブースカ」(ぼくら)
     「カッパのパー子」(少女フレンド)

担当 岩井

大まん祭 関連情報