【商品番号】9021 【商品名】タンデムローターの方法論 (佐藤友哉サイン入り) 【製作者】太田克史/佐藤友哉/笹井一個/西尾維新/舞城王太郎 【発行年】2002.11.3 【サイズ】B5 【ページ数】68P 【備考】創作オリジナル 【状態】イタミ 【状態詳細】クリップで留められていた部分の用紙にイタミあり 【最低落札価格】35,000円
【コメント】☆2002年11月3日に開催された「文学フリマ」第一回にて頒布されたコピー誌です。 刷られたのは100部のみ。こちらは佐藤友哉さんのサイン入り。 収録作品は「灰色のダイエットコカコーラ (短縮版) 」 (佐藤友哉さん:小説家) /「明けない夜とさめない夢」 (西尾維新さん:小説家) / 「リタラチャーNo.3」 (太田克史さん:講談社の編集者) /「落書き (嫌がらせ) と英題」 (舞城王太郎さん:小説家) 。 表紙を手掛けたのは笹井一個さん。 舞城さんの「落書き (嫌がらせ) と英題」は、そのまんまほんとにこの本の挿絵と、 それぞれの作品の英題担当ってことです。小説作品は寄稿していません。 さっそく目次で「ところで文学フリマ」ってまずくない?FREE MARKET じゃなくて、 FLEA MARKET「蚤の市」だよ。皆古い作品持ち寄ってんのか?」と尖った印象のカットと ツッコミ。 西尾さんの作品は今もまだ単行本未収録。佐藤さんの作品は、のちに「赤色のモスコミュール」 「黒色のポカリスエット」「虹色のコカコーラレモン」に繋がっていき、1冊の単行本として まとめられます。太田さんの文章は、編集者の目線から佐藤さんと西尾さんについて+ ミステリとか文学とか自分の編集社としてのありようについて語っているもの。 どの作品も尖った言葉を使いつつも、この時点での彼らの文字への思いが 漏れまくっています。どの文章もなんだか青い感じがします。で、勝手な感想ですが この本に参加した文字書きさんたちが笹井一個さんに表紙をー!とラブコールを送ったのも、 なんか納得できる表紙です。青い。 あの頃のゼロ年代作家の空気が圧縮されたような1冊。今もまだ復刊を望む声があがっています。
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