【商品番号】6163 【商品名】幽霊患者 【製作者】橋本将次/福田年兼 【メーカー】兎月書房 【発行年】 (36.8) ? 【サイズ】A5 【ページ数】144P 【備考】定価¥150 【状態】並 【状態詳細】カバーイタミ (折れ・ヤケ・破れ・小欠け) 、表紙回りイタミ (ヤケ・しみ) 、本文しみ破れ・テープ跡 【最低落札価格】45,000円
【コメント】 大戦の混乱と悪意が生み出した異形の狂人・吸太郎が繰り広げる狂気の復讐劇。襲撃し、命を穿った怨敵の死体を煮詰め、その汁を亡き母の鎮魂のため墓跡に供す。中途、協力者となった狂祈祷師の神託に従って母の亡骸を弄び、神体と崇めて二人で祈り狂う。怖い。感性お多感な時期に出会ったら確実に心的外傷を負うレベル。 そもそも行動の転結・発想が怖い所に、絵が上手い。筆者の橋本将次氏は水木プロの客分として妙に艶っぽい少女を水木作品に登場させたり、 もっと直接的に、緊縛方面で様々な作品を発表したり。すこしフェチな要素を加味した絵を描かせると、凄く熱のこもった仕事をなされる事で有名。「幽霊患者」、筆がノってます。巻頭、カラーの口絵は必見。間違いなく橋本将次の傑作の一つ。併録の福田年兼「化身」も良い話。見逃せない一冊です。 橋本将次 (=谷川きよし・城夏也・北見昭男) は好不調の波はあるものの兎月で多数の怪作・傑作を執筆。今回の出品では谷川「からっ風浪人」 (6035) 、谷川「狙った現金」 (6038) 、谷川「狂った発明」 (6039) 、城夏也「槍の五万石」 (6040) 、「茗荷谷の決闘」 (6064) 、「大江戸秘巻」 (6065) 、「ある剣豪らの最後」 (6067) 、「死霊大名」 (6087) 、「白鷹城炎上」 (6105) 、「俺は天下を斬る」 (6106) 、「執念」 (6111) 、「無双剣」(1) (6122) 、谷川「反乱外人部隊」 (6151) 、谷川「海の非常線」 (6153) 、「人斬り野郎」 (6161) 、「幽霊患者」 (6163) 、「鬼っ子」 (6201) 、北見昭男「女を狙え」 (6202) 、「妖怪屋敷」 (6203) 、「牢獄の花嫁」 (6204) 、「蟇侍」/谷川「山彦童子」 (6214) 、「下郎の剣」 (6237) 、「月に吠える剣」 (6253) 、「不敵な奴」 (6272) 、「鍔鳴剣士」 (6282) 。
z72兎月書房
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