【商品番号】3002 【商品名】頭の上のチッカとボッカ設定原画 【製作者】直筆:宮崎駿 【サイズ】240×265mm 【備考】保証書有 【状態詳細】ヤケシミ、周囲イタミ 【最低落札価格】300,000円
【コメント】 「ジャングル黒べえ」の原案者である宮崎駿未発表キャラ 「頭の上のチッカとボッカ」の企画者が自著でこう語る。「これ(ジャングル黒べえ)はもともと、別のアニメ作家と一緒に練った話です。(中略)「チッカとボッカ」。いい加減な名前をつけて、作画スタッフにキャラクターを描いてもらいました。(中略)ところが、局が、「作家は誰ですか?」と聞いてくる。手塚治虫や赤塚不二夫のようなビッグネームですか?とこうきたわけです。名前を告げると、テレビ局がその作家を嫌がりました。無名だから、というのがその理由です。その後、このアニメクリエーターがたどった道を考えれば、テレビ局もほぞを噛んでいることでしょう。何せいまや、引退会見がトップニュースになるほどのアニメ界の世界的な巨匠ですからね」。名前こそ明らかにしていないが、経緯を見れば宮崎駿のことを語っているのがわかる。そして藤子不二雄自身も、「「ジャングル黒べえ」だけはテレビ・アニメとしての企画が先にあり、放映開始と同時期に雑誌連載が始まった、ただ一つの例外的作品といえます」。 こうして宮崎駿と藤子不二雄という日本を代表するアニメーターと漫画家が「ジャングル黒べえ」という作品でつながっていたのである。その「ジャングル黒べえ」の原案が「頭の上のチッカとボッカ」。今回ついにそのキャラが明らかとなった。 おそらく表に出るのは初めてであろう、着色されたチッカとボッカ。幻の存在がついにそのベールを脱いだ。しかも、直筆を紹介できたのは嬉しい限りである。 参考引用:楠部三吉郎『「ドラえもん」への感謝状』(小学館)/藤子不二雄『ジャングル黒べえ』(小学館)
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