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日の丸文庫(光映社)/石川フミヤス/さいとうたかを/桜井昌一/佐藤まさあき/辰巳ヨシヒロ/水島新司/他「影17」

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糸綴じ跡、表紙回りイタミ (折れ・シワ・破れ・小欠け) 、本文しみ破れ小欠け

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開始日時

2017/08/20 00:00:00

終了日時

2017/09/06 21:12:31

商品番号

6002z82

オークション形式

LIVE大オークション

入札単位 [詳細]

1,000

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商品説明

【商品番号】6002
【商品名】影17
【製作者】石川フミヤス/さいとうたかを/桜井昌一/佐藤まさあき/辰巳ヨシヒロ/水島新司/他
【メーカー】日の丸文庫(光映社)
【サイズ】A5
【ページ数】162P
【状態】並
【状態詳細】糸綴じ跡、表紙回りイタミ (折れ・シワ・破れ・小欠け) 、本文しみ破れ小欠け
【最低落札価格】35,000円

【コメント】
水島新司「深夜の客」 (新人杯受賞作品) デビュー作/石川フミヤス「狂った線路」/さいとうたかを「0時」/桜井昌一「四角な十字路」/佐藤まさあき「まだら蜘蛛」前篇 (1958.1表記) /辰巳ヨシヒロ「目ざめたアモン王」

この時代に第一線で活躍されていた人気作家たちとは違い、「影」というアンソロジーでデビューして成功を収めた作家と言う意味で後年の作家たちの先がけ、見本となった作家ではないでしょうか。また、劇画を語る上で最重要な本がこの"影"ですが、その"影"を語る上で最重要事項は、"影"出身で現在も週刊少年誌で活躍されているのは水島新司唯一人、ということ。手塚・藤子・石森のような表立った評価を受けていないものの、この時代から着々と野球漫画を描くまでのプロットを敷き、野球を描き始めてからは常に第一線で活躍をし続け、現在もなお週刊誌で連載中。この業績は先ほどの3作家に匹敵するもの(個人的にはそれをも凌ぐくらいすごいものでは?)だと思います。
このデビュー作は絵のタッチこそ現在とは比べ物にならないほど違いますが、驚きの表情一つを見るとどことなく現在の面影を感じることもできます。ストーリーはこうで、とあるタクシーに乗車した二人組の男。その二人の怪しい佇まいに運転手は嫌な予感を察し盗聴を試みる、すると何やら二人は殺人の話をしている模様。運転手は慌てて警察に気付いてもらうよう試行錯誤をするが、実は二人は・・・という内容で探偵ブックの名にふさわしいものながら、水島は他の作品と違い、最後はオチをつけてそもそものスリラーを笑い話にしているというところが何とも氏らしい作り方。「深夜の客」は自身が発行していた野球漫画専門雑誌"一球入魂"の増刊号で掲載され、他の媒体でも読むことが可能ではありますが、この記念すべき1冊は、そんなことは関係なくファンなら是非手元に補完しておきたいところです。この号でデビューした後、本誌・別冊はもとより、オッス・魔像、さらには爆笑シリーズ・水島新司シリーズ、坊ちゃんや番頭はんと丁稚どんのコミカライズ、まんが39・ジャイアンツにも執筆、日の丸でも数々の仕事をこなし、その才能を如何なく発揮。日の丸文庫を代表する作家となったのはこのあとの号たちの紹介でもわかるとおりです。現在までさまざまな作品で人気を博しながらもなにかどことなく泥臭さを感じさせる氏の根底にはこの"影"、日の丸文庫でやしなった精神があるからに違いありません。

z82水島新司

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