【商品番号】6015 【商品名】ふし穴からの悲鳴 【製作者】好美のぼる 【メーカー】曙出版 【サイズ】A5 【ページ数】124P 【状態】並 【状態詳細】ビニールカバー貼付傷み、小口印、本文しみ 【最低落札価格】30,000円
【コメント】 少女妖談シリーズ 上草履を隠した罪を着せられ自殺した少女 雪子。雪子は久美子の使用人の娘で、成績優秀な彼女に嫉妬した久美子の嫌がらせによる罪の擦り付けによる悲劇だった。その久美子は、彼女が死んでから夜中の2時になるとうなされ、うわ言のように、ふし穴、上草履と叫ぶ。ふし穴は次第に目となり腕が生え、それは死んだ雪子の姿をしていた。医者に祈祷師に見てもらうもその呻きは収まらず、上草履と叫ぶことで雪子との間のことを思った久美子の父親は、使用人の元へ赴く。するとその日は雪子の一周忌だった。 その日久美子はうなされながら気づくと消えていた。彼女はどこへ。父親は天井へと向かう…。無念の想いを抱きながら死んでいった雪子の呪い。そして死んでも改心せねばその恨みは果たせぬ、という強い念は彼女を通し上草履へと伝播していく。嫉妬心により無惨な結末を迎える因果応報の物語。 この作品の着目すべき点は、ダメな父親やあまり物語に干渉しない父親の多い好美作品において珍しく行動力がある父親を描いているところ。物語中盤以降の中心は久美子の父親が軸である
z88好美のぼる
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