【商品番号】3001 【商品名】手塚治虫直筆原稿「こだまちゃん」扉 【サイズ】台紙270 390mm、画21 5245mm 【状態】美 【状態詳細】小ヤケ、紙貼り付けハガレ跡、台紙貼付け 【最低落札価格】300,000円
【コメント】 60年近く前(1959年)の小学三年生(小学館)に月刊で6回連載完結された漫画の第二回目の直筆扉原稿です。現状復刻で読める手頃なものは講談社の「俺は猿飛だ?」(手塚治虫漫画全集No216)の後半に掲載されていますご存知のようにこの復刻では連載当時の表紙はカットされていますので今回出品の扉紙原画の絵は原本である1959年の小学三年生(十一月号)かこの原稿でしか見ることは出来ません。当時貸本界では「母子もの」が流行っていました。その多くが「継母もの」や「もらわれっ子」などの悲しいテーマが主流を占めていました。「こだまちゃん」は母子が巻き込まれるサスペンスドラマ風の展開でありながら、手塚らしく明るく元気なこだまちゃんがテンポ良く事件を解決していくという物語になっています。主人公は明らかに「こだまちゃん」なのですが、手塚の描く「お母さん」の弱さ強さ、哀しみが作品に深みをもたらせています。実際は母というよりこの女性のモチーフが、後の手塚の作品の大きなファクターの一つになっていきます
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