【商品番号】2597
【商品名】天空の城ラピュタ修正ラフ原画
【製作者】直筆:宮崎駿
【サイズ】233×350mm
【備考】保証書有
【セルNO.】cut.B-426
【最低落札価格】250,000円
【コメント】
Ｂパート飛行石の力で坑道へ
逃げのびたパズーとシータ
一息つきながら追われる前のシータの暮らしぶりを語るシーンです。そして胸元の飛行石に手をあて、代々 受け継がれてきたこのペンダントが思いも寄らない事態を招いていることを告げるシータのカット。
自らの出自に翻弄され、苦境を強いられるヒロイン。ジブリ後半期には影を潜めたそのヒロイン像は宮崎監督の演出家としての、その出発点でもあります。幼さの残る表情に悲壮と決意を滲ませ決してたじろがない。
そしてほんの一瞬 劇中に垣間見せる砕けてしまいそう彼女たちの弱さが私たちを魅了してきました。
その往年の宮崎監督ヒロインを語るにふさわしい修正ラフ原画。修正なので胸の飛行石に添えている手が無いのは残念ですが逆にそのことが少し悲しげな表情をさらに儚げに浮かび上がらせ印象的です。それでいて確固たる意志を感じる瞳、ひしと小さく結ばれた口元、その面差しは集約され、宮崎ヒロインの持つ聡明さへと結実します。素描な線のタッチにも惹かれます。
輪郭を縁取る強弱のあるタッチ、瞳を型どる迷いがない線、帽子から髪へと移る大胆でいて細やか描写。
その一筋の光明を探り当てるかのように紙の上に抽出されたシータの表情にはアニメーションの原画を超えたまるで非凡な画家が遺した素描ような洗練された深い魅力につつまれています。
アニメーション原画にも関わらず、まるで飾るにふさわしい場所を待っているかのような1枚です。
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