【商品番号】5098 【商品名】美少女戦士セーラームーンスケッチ 【製作者】直筆:伊藤郁子 【サイズ】240×267mm 【備考】保証書有 【最低落札価格】50,000円
【コメント】 制作時期、用途、共に不明だが、セーラームーンRの頃のスケッチと思われる。これらの中で唯一、当時の資料上に確認できたものはヴィーナスの5096番。「美少女戦士セーラームーンR オープニング原画集」という同人誌に、「伊藤さん描き下ろし美奈子」と題して掲載されている。この伊藤さんとはもちろん、R後期OPのコンテ・原画・作画監督を務めた伊藤郁子のこと。同人誌上の当人のインタビューが、R劇場版の公開当日に行われたと明記されているので、5096番のヴィーナスがRの頃に描かれたことはほぼ間違いない。 ところでこのヴィーナス、特にかわいらしく描かれているが、どこかに違和感がないだろうか? セーラームーンのファンの方はすでにお気づきであろう。ご覧のとおり、セーラー戦士として額にあるべきティアラが欠けているのだ。次に5098番のスケッチに目を移すと、こちらにもマーズのティアラがない。このことからも、これらがオフィシャルの版権原画ではなく、個人的なスケッチであったことがわかる。 なお、上述の同人誌インタビューでは、RのOPを手掛けるうえで5稿までリテイクがあったこと、幾原邦彦から難しい注文が何度も入ったこと、それらを通じて伊藤郁子がセーラームーンを再解釈し、創造してゆく様が述懐されている。セーラームーンというアニメが90年代アニメの可能性を広げてゆく、その動きの一端を今回のスケッチたちから感じ取っていただければ幸いである
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