大オークション大会

[5105] [サンプル版]ブルマァク ウルトラマンタロウとZAT隊員の両面ソフビ

  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
  • 商品画像
商品画像
保証書あり

商品状態

本体8(微スレ)

現在価格

4,600,000

開始価格

350,000

あなたの入札額

0

最終支払額

0円 (送料別)

入札件数

85

ウォッチ件数

92

残り時間

終了しました

開始日時

2025/02/15 15:00:00

終了日時

2025/03/07 22:56:44

商品番号

5105z126

オークション形式

LIVE大オークション

入札単位 [詳細]

100,000

この商品の入札受付は終了しました

商品説明

【商品番号】5105
【商品名】[サンプル版]ブルマァク ウルトラマンタロウとZAT隊員の両面ソフビ
【メーカー】ブルマァク
【発行年】1970年代
【サイズ】235mm
【国】日本
【素材】ソフビ
【状態詳細】 本体8(微スレ)
【最低落札価格】350,000円

【コメント】
1971年から74年までの第二次怪獣ブーム(別名:変身ブーム)終盤の1973年に、『ウルトラマンタロウ』のテレビ放映が始まりました

玩具メーカーのブルマァクは、第二次怪獣ブーム初期の1971年に放映された『帰ってきたウルトラマン』(以下『帰りマン』)の怪獣やヒーローのソフビ人形を数多く発売しました
これらのソフビは子供たちの間で爆発的に売れ、ブームの盛り上がりを牽引します
その後、1971年後半に『ミラーマン』、1972年春に『ウルトラマンA』が放映され、ブルマァクはソフビを中心に玩具展開しますが、
わずか1年ほどの間に同社のソフビ販売状況は大きく変化します

その主な原因として、以下のような要因が挙げられます

子供たちの『ミラーマン』怪獣人気低迷と『ウルトラマンA』の視聴率低迷による怪獣ソフビの売上減少
『ミラーマン』や『ウルトラマン』の無版権ソフビの横行
打開策として注力していた『ミラーマン』玩具の大量生産が、後に不良在庫化し、財務を圧迫
飛び出す絵本がヒットした万創の『ウルトラマンA』のスポンサー化や他メーカーの新規参入による、ブルマァクへの商品化の割り当て減少や円谷プロとの契約金高騰化
『仮面ライダー』の変身ベルトに代表される等身変身ヒーロー玩具への子供たちの需要変化
これらの要因により、ブルマァクは短期間に商品生産を厳選せざるを得ない状況下に陥ります
実際、1971年の『帰りマン』の怪獣スタンダードソフビは約40種類発売されましたが、1972年の『ウルトラマンA』ではわずか6種類と大幅に減少しています

『ウルトラマンタロウ』は対象年齢を下げた作劇で人気を博しましたが、スタンダード怪獣ソフビは発売されず、ミニ怪獣ソフビ4種類(アストロモンス、ライブキング、コスモリキッド、オイルドリンカー)のみの発売となりました
そこでブルマァクは、ウルトラマン本体のソフビを多種類発売することに活路を見出していったと推察されます
実際、ウルトラマン本体のソフビは多数発売され、ウルトラの父や母、過去のウルトラマンたちが劇中に登場することも相まって、ブルマァクは『帰りマン』で11種類、『ウルトラマンA』で10種類ほど、『ウルトラマンタロウ』に至っては、父・母も含めると20種類以上発売しています

その最中の1974年、ブルマァクは『ウルトラマンタロウ』のソフビで、マスク替え仕様やミニ・ミドルサイズの定番ソフビだけでなく、別趣向のソフビも販売し始めます
各ウルトラマンを集めたミニソフビのブリスター入りセット、鉛筆キャップ付ソフビ、マスクを回転すると人間の顔が現れるソフビなどが発売されました

今回出品される試作品ソフビは、幼少期に譲り受け、子供の頃に遊んでいた物になります
ブルマァクと関係のあった持ち主の方からは「当時の宣伝写真やカタログにも掲載されず、資料としてサンプル写真も残っていないもので、ブルマァクが製作したが劇中とはあまりにも違う奇抜なデザインのため、発売を見送りした物ではないか」というお話しを伺っています

このソフビは、ZAT隊員とウルトラマンタロウを背中合わせにした一体成型で、隊員とタロウの両方を楽しめる両面仕様の造型です
従来のウルトラマン系ソフビとは一線を画す見た目で、先述した頭の回転で人間の顔が現れるソフビと同じように、趣向に富んだ凝った造型となっています。

大きさは23センチとスタンダードサイズです
一見すると両肘に角度の違いはありますが、同サイズのタロウのソフビと比較しても似たフォルムです
しかし細部を見ると、拳には親指が2本あり、両足も前後につま先があります
頭の部分ではタロウの角やヘルメットの耳部分の一部が見え隠れする造型で、通常のソフビと比較して異質な印象は否めません

通常のタロウソフビの彩色は、赤の成型色を活かしたカラーリングでグレーの配色ですが、この両面ソフビはZAT隊員部分も当然色塗りする必要があり、本来3色ほどの色塗りで済むところが、倍以上の作業を要することになります
彩色で普段は3色使用で完成するものが、このソフビでは6色必要なため労力が増え、その分生産コストがかかったのかもしれません

昨今のソフビ隆盛の中では、版権物ビンテージソフビの高騰だけでなく、当時の無版権物のソフビも注目度が上昇しています
ここにご紹介するソフビは、その異質性、試作品という希少性、造形の斬新さなど、どれをとっても異次元のソフビ作品であり、この時代に奇跡のように出現したブルマァクのお宝中のお宝と言えるでしょう(宮川)

126ブルマァク

この商品と同じカテゴリの商品