【商品番号】8001 【商品名】死霊 【製作者】白土三平 【メーカー】日本漫画社 【サイズ】B6上製 【ページ数】128P 【状態】7 【状態詳細】(貸本使用、カバーはがし跡・小ヤケ、本文小シミ) 【最低落札価格】400,000円
【コメント】 怪奇スリラー、少年少女漫画56 1957年のデビュー作「こがらし剣士」の翌年に発表された最初期作品にして、多くの過去作の再録や復刻が進むなかでも未だ未復刻である事でも知られる「死霊」(しれい)。単行本表紙での題名は「死霊」となっているが巻頭の口絵部分でのタイトルは「呪いの影」。 太平洋戦争終了間もない頃の昭和日本を舞台に、主人公親子が繰り返し襲い来る死者の怨念に苦悩し、そして戦いを挑んでいく様が描かれる。初出以降永らく再録・復刻が成されていないはっきりとした理由は定かではないが、物語の前半で主人公父の回想として挿入される戦中の南洋で軍部が無辜の民を虐げる描写の生々しさ、内容の重篤さが復刻を遠のかせる一因となっているのではないかと考えられる。 物語の終末で明かされる不死の怨霊の正体は後の白土忍者物に通ずるギミック。しかしそうすると劇中で繰り返し死んでいく怨霊の存在が生々しく、それを躊躇なく断じていく主人公の行動はかなり衝撃的。この辺りも未復刻の理由のところかもしれない。復讐が復讐をよぶ、負の円環のやるせなさを読者に提起し、宥和について考えさせる問題作。 背に若干のヤケ・褪色はありますが貴重なカバー付個体です(久保)
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