【商品番号】9001 【商品名】タカラジマ 【製作者】手塚治虫 【メーカー】不二出版社 【発行年】1947(S22)03.01 【サイズ】B6(横版) 【ページ数】16P 【備考】オール2色 【状態】5 【状態詳細】(背糸留め補強、表紙まわり紙片貼付・小欠け、裏表紙印、本文破れ・小欠け) 【最低落札価格】1,000,000円
【コメント】 育英出版から酒井七馬を原作として昭和22年(1947年)の1月に初版本が発行された手塚治虫の漫画単行本デビュー作、「新寳島」から2ヶ月後の同年3月に発行されたもう一つの宝島、不二出版社版「タカラジマ」。B6判(四六判)程の短辺綴じ横長判で本文は全14頁、「新寳島」等の内容が長編となる単行本と比較して、体裁が当時流通していた絵本類と似たスタイルとなるため絵本タカラジマとも呼ばれ、知られる作品です。発行元となる不二出版社は後に手塚が多くの単行本を発行する不二書房と同じ版元(発行者が同じ中村猛夫となっています)、当初同社から発行予定であった「ロマンス島」という単行本(発行が実現していれば「新寳島」より先の単行本となった可能性も)が編集/製版上の都合により発行が中止となり、その代替として企画発行されたとするエピソードも伝わっています。絵本と呼ばれる事もあるものの、内容はコマ割と吹き出しの備わる漫画形式。そこでは先の「新寳島」の内容にも類似するシーンも散見され、両作品間の関連性や、その成り立ちの妙と物語性には興味の尽きないところ。総頁数等大きく違うため内容は単純には比較しにくいですが、この作品には酒井の影響が多大に入った「新寳島」に対して、これが、より自分のオリジナルな「タカラジマ」であるという、若き手塚治虫の挑戦の一作、との性格もあったのではないでしょうか 内容から古書としての動向に目を移しますと、そもそも発行部数が少なかったのか、紙質も決して良くない所に頁数少なく折れ・イタミ易いためモノが残っていないのか。おそらくはその両方か。米メリーランド大学「プランゲ文庫」への収蔵や、宝塚の手塚記念館での展示(これは元々手塚蔵書であったそう)等での数点の現物存在は確認されていますが、 古書市場にはほとんど全く現れず現存数は極めて少ないものであることが伺えます。当まんだらけ目録「ZENBU」でも出品は今回のものが初となるトップレベルに貴重な逸品 手塚作品史上においても、その希少性においても博物館級の一冊です(久保)
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商品コード:01006189940100001
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